協会について

活動目的・活動内容

日本社会は人口減少・高齢化の進行、ライフスタイルの多様化、テクノロジーの急速な進展、さらにはインバウンド需要の増加といった大きな変化の渦中にあります。これらを背景に、都市部および地方部における交通機関の在り方が今、根本から見直されつつあります。

このような社会の変化に対応する新たな移動手段として、電動マイクロモビリティは、環境負荷の低減や移動の効率化、交通弱者の支援といった観点から、国内外で注目を集めています。特に「ラストワンマイル」の課題解決や、観光地・地方都市での新たな交通手段としての可能性は大きく、地域の活性化にも寄与することが期待されています。

私たち「日本マイクロモビリティ協会」は、こうした社会的ニーズに応えるべく、
1) 電動マイクロモビリティの安全・安心な普及促進に向けた取組み
2) 社会からの信頼性の向上に向けた取組み
3) 健全な業界発展に向けた取組み
4) 周遊性向上を通じた街の活性化や地域交通課題の解決に向けた取組みなどを通じて、
誰もが快適に移動できる社会の実現を目指します。

組織概要

日本マイクロモビリティ協会

設立
2025年8月
所在地
102-0083
東京都千代田区麹町2-5-1 半蔵門PREX South 8F (マカイラ株式会社内)
会員社数
10社(2025年8月時点)

座長プロフィール、挨拶

神田 佑亮

呉工業高等専門学校, 環境都市工学分野, 教授

神田 佑亮

プロフィール

コンサルティング企業で交通・地域政策や新規事業開発に携わったのち、京都大学准教授を経て現職。専門は交通マネジメント・交通政策論。特に災害時・非日常時の交通マネジメントでは、2018年の西日本豪雨、2023年のG7広島サミットでは最前線で対応。最近はバス事業の共同運営や地方鉄道の再構築にも携わる。国や地方の道路・都市・交通政策の各種委員会の委員を務める。

挨拶

近年、電動キックボードをはじめとする電動マイクロモビリティは、街なかの回遊性向上、通勤・通学の足、公共交通機関の補完、観光地での移動手段など色々な用途で活用され普及が進んできています。活用の仕方次第では、移動そのものを活性化し、まちづくり・地域づくりに貢献する可能性を秘めています。一方で、新しい種類の交通手段がゆえに正しい使い方がわかりにくく、利用者のマナーや交通安全面での課題が多く存在していることも事実です。
日本マイクロモビリティ協会は、電動マイクロモビリティが移動の活発化、まちの活性化に貢献できるよう安全・安心対策にしっかりと取り組みながら、しっかりと情報発信を行い、新たなモビリティとして健全に普及・発展し、かつ、各種社会課題の解決にも貢献していきたいという思いで発足しました。
これまで培ってきた交通分野の知見・経験を活かし、電動マイクロモビリティが安全性と利便性を備えたうえで社会に普及していくことを目指します。
何卒皆様のご指導・ご教示を賜ります様お願い申し上げ、ご挨拶とさせて頂きます。